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待宵の丘


【待宵の丘/Spiral Spirit】
※滅茶苦茶ネタバレします。御注意下さい。
此れから聴く予定の方は絶対に読まないで下さい…((('ω'黒)))
純粋にお話を味わって、先入観無しで楽しんで頂きたいのです。
ネタバレしまくってるので反転しました|ω')


兎に角ラストが秀逸!の一言に尽きます…。
物凄い衝撃で色んな感情をかっ攫って行く。
一度此のラストを聴いてから、もう一度最初から聴くともう…ラスト前からじわじわ鳥肌が立って凄い。
はぁ…こんな印象的なラスト…物凄く深い傷を付けられた様な気持ちになる。
痛みとかでは無くて、何と云うか、衝撃的。
ラストの流れからED曲の入りが圧巻過ぎて、暫くぼうっとしてしまう…。
Spiral Spiritさんの作品の中で、一番好きな作品になりました。 

砂糖の事とか入れ鎚とか、そう云う何気無いやり取りで特別感をアピールしてくる珠月ぐぬぅ…!シーツの事とかも何か前から知ってますけど感がぐぬぅ…!甥は和都なんだからな!!!!(何)珠月たんいやらしいよ!此のさらりシニカル!和都目線で聴いてると、珠月たんの言動が一々癇に障るんですけど(ごめんなさいごめんなさい…!)、でも珠月たんは純粋に虹河さんが好きで、尊敬してて憧れてて、だから何も知らない和都が伯父さんの甥っ子で、羨ましい気持ちと、嫉妬に似た一寸面白くない気持ちが有るのかも知れないしね…。虹河さんと話す時は凄く嬉しそうで可愛くって、本当は良い子なんだよ…。最終的には面倒見が良くて好きになっちゃったぜ珠月たん…。ラストの成長した珠月たんも素敵…。素敵な成長をしたね…!お話の中で何度か窓を開けるシーンが有りますが、そこが私は凄く好きなのです…。窓を開けると虫の声が大きくなって、閉めると遠くなるの…!凄い部屋感!臨場感が有って、登場人物や背景が息づいて居て、凄く好きです。

慧の存在感やキャラクターは物凄く魅力的。
恵瑠々さんのお芝居が素晴らしくて、一言一言に翻弄されてしまう感じ。
台詞は子供らしいんだけど、無邪気さ故の底知れぬ怖さが有って、狂気めいた所が有って、ぞくっとする。虹河の少年時代と同じシーンを繰り返してるのも…。
和都が疎外感を感じた儘、慧と夢みたいな不思議な出逢い方をして、何処か危うい浮世離れした感が有って、あんな事云われたら夢中になってしまうよ…麻薬みたい。珠月の意地悪を指摘する所もね、味方になってくれるんだぁって所が…私が和都なら凄く嬉しくなっちゃうなあ、こんな事されたら。蛍見てる時のBGMが個人的には凄く好きです。何処か不安にさせる音の運びで、いけない事をしてる様な気持ちにさせる。

トパーズの蝶のエピソードがまた凄い…。こんなに美しい話を産み出せる恵瑠々さん尊い…。凄く凄く好きです。しかも此のエピソードがメインじゃなくて、物語の中のエピソードと云う扱いなのがまた贅沢で凄い。こ、こんな凄い美しい題材を…!おお、おおお…!此れで一本作品が出来上がるよ…凄い…。役者の皆様はキャラクターにぴったりで、とても良かったです…!緋乃玲さんは聴けば聴く程好きになる、素敵な役者さんだなぁ…。慧と初めて出逢った時の、戸惑って言葉に詰まる所が凄く自然で好きです。ヨッシ~バランさんの低音の存在感は本当に何者にも代えられない安心感が有りますよね。年齢差も明確に表現出来るし、物語に より深みとリアルさを添えて下さる。ミツキさんの無邪気なお声も印象的で、少年になった瞬間のあの素直な心からの一言に震えました。心揺さぶられまくり鳥肌ボイスドラマと云う新境地。

物凄く現実的な眼で見たら、子供二人だけあんな所に残して行ってしまうのは無責任なのかも知れないけど、でもきっと其れは主人公の和都の目線だからそう感じる訳で、此れが最初から虹河目線だったら全く違うお話になってると思う。聴き手の感じ方も。私も最初に聴いた時は、ちょ!伯父さん酷いよぉおお!其れは無いよぉおおお!って思ったんですけど、でも虹河目線で考えると物凄く幸せなお話に感じて…。伯父さんのとった行動が正しいとか正しくないとか、そう云う事じゃなくて、自分の気持ちに正直になっただけなんだなぁって。ずっとずっと少年の頃の思い出を大事にして想い合って居た二人が望んで、長い長い時間を経てやっと再会出来たのだから、きっと幸せな結末なんだと。そこからのあのラストなの…!凄いよあれは狡いよ…待宵草の意味を色々と深読みしてしまって、如何取るのか聴き手に委ねられて居て…。星降る丘の歌詞がまた素晴らしい…あー…凄い作品だなぁ…。
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【2014/12/10 23:36】 | 感想 |
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